カスリーン台風(キャサリン台風)
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決して忘れてはならない災害

昭和22年(1947年)9月15日の出来事です。

関東地方をおそったカスリーン台風は、戦後最大級の規模で、渡良瀬川流域だけで死者・行方不明が700人を越える大惨事を引きおこしました。

 渡良瀬川流域では、9日から秋の長雨で地盤・地層がゆるんでいるところへ、14日から15日にかけて接近したカスリーン台風は集中豪雨をふらせたため、山間部では土石流が流れ、東・黒保根村、大間々町(現在のみどり市)に大きな被害をあたえました。

 また、平野部の足利市では渡良瀬川の堤防が小俣地先・借宿地先および岩井地先等で決壊し、濁流が足利市内を襲い、大惨事を引き起こしました。

 足利市では、約300人以上の尊い命が失われるなど、大きな被害になりました。流されたり壊れた家は31,062軒もありました。

※このカスリーン台風について、たくさんの資料をいただきました。
 多くの方のご協力に心より感謝いたします。ありがとうございました。

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