大前村の大野源七郎栄信は、和算(江戸時代の算数)にすぐれ、まわりの人たちから先生と言われていました。先生の教え方は、算盤(そろばん)が中心で、もっぱら「そろばんの栄信先生」といわれていたようです。栄信先生が、1862年(文久2年)に58歳でなくなると、弟子たちは、先生のために、大前町迎田に墓を建てました。先生に対する弟子たちの思いやりの心が伝わってくるようです。
和算とは・・・江戸時代の算数のこと。
江戸時代には、数を使って楽しんでいました。日本にしかない算数で、多くの人が、親しんでいました。算数の問題や答えを額にして、絵馬のように神社に納めました。この額を「算額」と言います。
使われ方
- 楽しむ
- 田を作り、水を引く土木工事
- 天体を観測して暦を決める
- 商い
そのほかにどんな使われ方をしていたか調べてみましょう。
算盤(そろばん)の利用は、計算をスムースにするためのものでした。
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