渡良瀬遊水地の植物

 ヨシ(イネ科)

 本名は葦(アシ)ですが、「悪し」に通ずるとして「良し」になりました。
 オギとともに、広く生育しています。「よしず」つくりが地域の産業として行われてきました。高さは2m〜4mあります。

協力     財団法人渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
参考資料  「渡良瀬遊水地の植物図鑑」 同財団法人 発行

 渡良瀬遊水地には、およそ1000種の植物が確認されています。

 そのなかでも、渡良瀬良瀬遊水地に行くとひときわ目立つ代表的な2種類の植物、それがヨシとオギです。同じイネ科の植物で共通している点はたくさんありますが、よ〜く見ると違いがあります。

 右の写真は10月ごろの渡良瀬遊水地の北エントランスから見た様子です。一面にヨシとオギが広がっていました。
 ススキによく似ています。
しかし…
 ・湿地に生えていること
 ・葉に白い線が入っていること
 ・白色の毛が長いこと で見分けがつきます。

ちなみに、遊水地にはほとんどススキはありません。

地元では「男ヨシ」と呼んで、かやぶき屋根のふき替え用に刈ります。高さは3mくらいで、とても大きいです。
 

オギ(イネ科)