足尾に緑を取り戻すための活動

 平成5年から始まった体験植樹は、年々参加者が増加しています。現在までにおよそ4万人の方々のご協力をいただきました。現在荒廃した山腹の約50%まで緑が回復したとも言われています。皆さんが植えられる一本一本の苗木がやがて大きく育ち、足尾の山を緑豊かな本来の姿へと再生させていくのです。

資料協力  国土交通省 渡良瀬河川事務所
        足尾砂防出張所

 山にある木の伐採や煙害により多くの樹木が足尾の山から姿を消しました。
 そこで、現在、国土交通省渡良瀬河川事務所は、さまざまな事業に取り組んでいます。多くの方の「このままではいけない」という強い意志と協力により、足尾の緑が少しずつ回復してきており、本来の姿に戻りつつあります。

このように、一度失った自然を取り戻すためには多くの人の協力が必要です。

足尾では、みんなで力を合わせ、緑を復元するために努力しているのです。
そして今、日光市足尾町では自然を取り戻しつつあります。

世界的に地球温暖化現象や酸性雨などいろいろな環境問題が課題になっています。
今私たちにできることは何でしょうか?

私たちが足尾から学ぶことはたくさんあります。
皆さんは何を感じましたか?
そして,何ができるのでしょう?

写真 現在の足尾砂防ダムからの山々

 平成20年の11月の写真です。

 足尾砂防ダムの脇の道路をでは、一部通行止めになっていました。そこでは「緑を復元するための工事」を行っていました。土や石が崩れるのを防ぎ、土が崩れないようにする工事です。

その2 緑を復元するための工事

その1、NPO法人「足尾に緑を育てる会」との連携